2010年5月31日月曜日

花器いろいろ

chi-ko.のベースといえば!というほど定番になりました、こちらのベースが再入荷しております。
買いそびれていた方いらっしゃいましたらこの機会にどうぞ。

ご好評いただきました沖縄ガラスのフラワーベースも今週中に入荷致します。
今回は少し大きいものと小さめのものも届く予定です。お楽しみに。私も楽しみです。

そういえば、CCCで使っている極々シンプルな筒状の1輪ざしもときどきお問い合わせがあるんですよね。
このブログの写真でもよく登場していて、最近だとピンポンマムの時に写っています。
実はこれ、こだわっていないようでこだわっている花器でもあります。
薄さや高さなど、いちばん色んなお花をいけやすい高さで固すぎないガラスという点です。
欲しい方いたら教えて下さい。お気軽にー。



2010年5月30日日曜日

新宿御苑

入園料がかかりますが手入れが行き届いていて、広くて木々も立派で気持ちがいいです。
飛行船が飛んでいたり高層ビルがにょきっと見えたりと、都会と自然のバランスも個人的にすきな感じ。
今の季節特におすすめですよー。

温室は新規オープンに向けて工事中でしたが、完成が楽しみです。



さて、今年は何回行くことになるでしょうか。


ピンポンマム

マムとは「菊」のことです。
菊の中でもかなり人気のある品種で、素人から玄人、日本人から欧米人まで幅広いファン層を獲得しています。
人気の理由はアンパンマンと同じで丸いフォルムだからでしょうか、、。
ん?ということは赤ちゃんも好きなお花かも知れませんね。

こんないけ方もピンポンならでは。
簡単なので是非トライしてみて下さい。
菊は花保ちがいいので暑い季節には特におすすめです。2週間くらい楽しめます。
だんだん短くしていろんないけ方をしてみるのもいいですね。

画像のように水に浸かっていなくても丸1〜2日保ちます。

ピンポンマム
キク科キク属
ヨーロッパ、アメリカ、日本原産
花言葉:君を愛す、高潔

2010年5月26日水曜日

タンポポ

たんぽぽ、タンポポ
「タンポポ」って改めて書いてみたり読んでみたりすると、なんともかわいい響きの名前だったんだと少しハッとしました。

いや、しかし何でたんぽぽっていうんだろうか?と気になって調べてみたら、こどもの草遊びから由来していました。
茎を短く切って水につけたりするとくるくると巻く、その姿を鼓の様だとみて、タン、ポン、ポンといいながら遊んだそうです。
同じ遊びしたことありましたが、鼓とは思わなかったなぁ...かなり昔なんでしょうね。

草遊びでついた名前が今でも植物学の属名にしっかり使われていて、タンポポは今も昔も日本の文化に根付いたお花なんだな-とまたひとつ勉強になりました。



綿毛の種飛ばしは今も人気の遊び。


キク科タンポポ属
日本在来種とそうでないものとある
花言葉:真心の愛 神のお告げ

2010年5月24日月曜日

タイツリソウ

♥が連なった「タイツリソウ・鯛釣り草」といいます。

かんざしのようなしゃらりしゃらりとした姿、ボタンの葉によく似た葉も切れ込みが美しく、下町の小町娘といった感じでしょうか。
花屋時代からだいすきなお花のひとつです。




ハート形でかわいいでしょ?とアメリカ人のお客さんに紹介したら、「僕にはチキンに見える!」と言われてすごくびっくりした記憶があります。
羽をもぎ取られて丸裸になった鶏がぶる下がってる...うー

こんなに見え方がかけ離れていたお花も他にない思い出深いお花です。皆さんにはどう見えます?



花言葉「あなたについていきます」
ケシ科ディセントラ属
原産:中国、朝鮮半島

2010年5月16日日曜日

ビスカリア

初夏にふさわしいそよ風のようなお花。
茎も細く、花びらも繊細なこの様なお花は、お花屋さんだとなかなか出会えないかもしれません。
地味だし華奢だからなかなか売れない=仕入れない、というお店が多いからです。

生けこみをしているとこの様なお花の舞台が用意できるのがうれしい。
いつか自分でお店をもつことがあったら、こういうお花のよさも伝えられるお店にしたいと思います。



茎が暴れていたり、野草感が強い時は下葉を落として、剪定をして生けるとすっきりまとまります。
ナデシコ科のお花なので葉が水に浸るとお水が腐りやすくなるので、しっかり処理をすると花保ちもよくなりますよ。

蕾もたくさんついているので、蕾を咲かせるためにも終わったお花は摘み取りましょう。

ビスカリア
ナデシコ科シレネ属
地中海沿岸原産
花言葉:熱心

芍薬

芍薬(シャクヤク)の季節がやってきましたね。
CCCでは先週早速飾ってみました。
GW.中すごく暖かかったのですぐ咲いていました。

シャクヤクは蕾が固すぎないもの、葉がきれいなもの、葉もしゃっきりしているものを選ぶと魅力を存分に楽しめます。
生ける時はお水多めの「深水・ふかみず」でいけるとしゃっきり長持ちしますよ。





ご覧のようにちょっと開きすぎたのでテーブルから外して飾りました。
こんなにひっくり返るほど咲いていても水下がりせずにピンピンしているんですよ。

芍薬と言えばビビットな色が印象的ですが白やうすいピンク、シャーベットオレンジなどバラエティに富んでいるんです。

私も今年は生けたこと無い品種も試してみようと思います。
1年に1度の芍薬のシーズンを是非楽しんでみて下さいね。


芍薬
牡丹科 牡丹属
中国原産
漢方薬の中でも極めて重要な植物
『芍』は味が良い、という意味。
花言葉:生まれながらの素質


お知らせ☆

急遽スケジュールの変更がありました。
  1. 今週20日(木)がCCCに出勤になりました。
  2. 来週26日(水)がCCCのメンテナンス日でお休みなので、27日(木)に出勤と変更になりました。

なので整理すると今月CCC出勤dayは19(水),20(木),23(日),27(木)となります。急で申し訳ありませんがよろしくお願い致します。

2010年5月11日火曜日

ビバーナム スノーボール

学校の先生が手作りしたようなお花が集まった、
このお花は「ビバーナム・スノーボウル」といいます。

蕾はグリーンで花が咲くにつれ白っぽくなってきます。アジサイやオオデマリににていますが、実は全く違うんです。

共通点はお水をたっぷり入れた花瓶(深水・ふかみず)でいけること。
枝を鋭角に切ると中にわたの様な白い物がありますが、それをこそぎだしていけると更に水上がりがよくなりますよ。
このポイントはライラックも同じです。


一本の相場が600円位〜とお高めですが、このフォルムと色み、しなやかさは他のお花では味わえません。chi_ko.ではブーケでしばしば登場します。
これから旬なのでぜひ1度飾ってみてください。

ぱらりぱらりと花びらが落ちますが、落ちた花びらの形もかわいくて和みます。
くれぐれも、長持ちポイントは深水・ふかみずですよ。お忘れなくー。


ビバーナム スノーボウル
スイカズラ科 ガマズミ属
ヨーロッパ、東アジア原産
花言葉 茶目っ気




2010年5月9日日曜日

母の日

母の日
今日はたくさんのお母さんの元にお花が届いたことでしょう。

chi_ko.でも完全オーダーメイドでお花を配送、配達させていただきました。
ひとりでやっているので数はたくさんは出せませんが、普段より多い数を制作し発送しました。ご注文くださったみなさまありがとうございました。


今年のご注文で一番遠かったのは熊本県のお母さんとおばあちゃん宛てでした。
ここ東京できれいだなと感じたお花が、南の土地でどのように見えるのかなどと思いを巡らせました。
日射しが強い地域ではやはりビビットな色が映えるし、、とか。

考えだしたらきりがないんですけど、いろんな地域の太陽の光を感じてみたいなという所にたどり着いた2010年の母の日でした。

2010年5月6日木曜日

クレマチス 雪おこし

八重クレマチスの『雪おこし』。

クレマチスはワイヤーのような細い茎というか枝に
これまた繊細なお花が付き、平たく咲くものからベル状に咲くものまで花姿様々。
一輪ざしで軽ーく、枝の細さを生かしていけるとお花がきれいに見えます。

これから初夏にかけて旬を迎えるクレマチスは
華奢な割りにお値段が少し高いので手を出しにくいですが、風情のあるお花なので是非飾ってみてほしいお花です。


枝を切った後に先端の2cm位をハサミでたたき、
繊維質にしてから深水(花瓶の9割くらいのたっぷりのお水ということ)で生けるとしゃっきり水が上がります。


今回はいただきものの、ころんとかわいい花器に短めにいけてみました。
ガラスの花器は水とガラスの美しさも楽しめて、光が射すとさらにきれいで
暑い季節には特におすすめです。

 

クレマチス 雪おこし
キンポウゲ科 センニンソウ属 カザグルマ
クレマチス→ギリシャ語で「巻きあげ、蔓」という意味
花言葉:しとやかな美しさ、心の美

2010年5月5日水曜日

ラ・カンパネラ

花はカーネーションを思わせるフリル、でも葉はバラ...

オークランドというバラの突然変異で生まれた品種で
『ラ・カンパネラ』といいます。

イタリア語で『鐘』という意味で、鐘の響きをイメージしているのかなと理解しています。
同名のクラシック曲もありますので、音楽好きの方にプレゼントされるのもいいかもしれませんね。



バラの持つしなやかな部分は控えめだけれど個性的な、強さを持ったバラ。

短めにいけてもチャーミング。

2010年5月3日月曜日

新緑のシーズン

桜が咲くのを追いかけるように木々の若葉もすごいスピードで成長していきます。

自宅前に大きなケヤキの木があり、冬に真っ裸になった枝からあっという間にふさふさに茂る生命力に毎年毎回驚いてしまいます。冬にためたパワーを全開にしているようで、この若葉は朝陽があたるとゴールドに輝きます。
マンションなので木の中間からこの様子を眺められてツリーハウスの気分を体験できます。
ちなみに私の物件探しの隠れポイントは木だったりするので、今回も大当たりです。

さてはてケヤキの木ってどんなんだっけ?という方は
都内は六本木ヒルズへ。ケヤキ並木にしてたはずです。



画像はどちらも鎌倉のもみじです。

もみじは下から見上げて星のように見るのも、きれ-いに重なる枝をすこし遠くから眺めるのも気持ちがいい



遠足熱の高まる5月です。